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思い出マーケティング

2012年03月02日(金) 20:17
投稿者:吉冨道夫

高熱がでたときって、健康のありがたさを
ひしひしと感じます。

熱がひいて少しの間はありがたさが残って
ますが、日がたつと、そのありがたさは
どこかに追いやられてしまいます。

病気に限らずですが、出来事や物事の渦中に
いてはじめて、人は事の大切さっていうのを
改めて認識するもんです。

少し前にトマトが売り切れちゃうなんてこと
ありましたが、あれも理屈は同じです。

食べ物は「○○」にいいとわかっちゃいるけど、
改めて「こうだ!」と言われると、「そうだった!」
とふだんよりも多めに買うわけです。

ふだん『ぼや~』としてる事柄を『はっきり』
させるにはいくつか方法がありますけど、
なかでもこれはすごい重要なんじゃないか、
と思うもののひとつに『記憶を呼び起こす』
ってのがあります。

・昔よく聞いた音楽
・昔よく見た映画
・昔よく行った場所
・昔よく遊んだもの

そういうのを今の時点で話で聞いたり、目で
見たりすると、思い出がよみがえり、灌漑に
ふけったりします。

僕は、

堀ちえみさんをみると、スチュワーデス物語
のことを鮮明に思い出すし、『なめネコ』の
話をされた日にゃあ、なんだかすぐに友達に
なれそうな気がします(笑)

んなときに、

・スチュワーデス物語の
・なめネコの

グッズが復活するらしいよと言われれば、
めっちゃ調べて、おそらく買いますね。

僕に近い世代、もしくは上の世代の方だと、
ふら~と歩いていて駄菓子を目にすると、
『懐かしいなぁ~』と、どんなお菓子が
あるかをみて、『これ昔よく食べたな、
どんな味かひとつ買ってみようか』と
手にとってしまったという人も多んじゃ
ないかと思います。

心理学をはじめ、様々な文献を読むと、
「人は記憶でいきている」とあります。

各個々人、一人ひとりの記憶を知ること
なんて不可能に近いですが、印象に残って
いそうなもの、よく目に口にしていたもの
を、思いだすことはできたりします。

人の記憶に残っているであろうことに、
自社の商品やサービスを関連づけることが
できれば、

『もや~』

としていたものが

『これいいなぁ』

という状態に変わり、結果としてよりよく
ご利用いただけることになるんじゃないかぁ~

なんて思うんですよね。

僕は勝手に『思い出マーケティング』なんて
名づけてます(笑)

記憶を呼び起こすのって、人を動かす常套手段
と言われる「ストーリー」の一部でもあるわけです。

・過去→昔どんなことがあったか(なつかしい)
・現在→いまどんな状態か(何か改善したいと思うことがある)
・未来→過去の振り返り(前と将来を比べ、何か楽しい期待が持てる)

これらが『思い出』というひとつの箱のなかに
マルッと入ってます。

記憶をじょうずに表現したいもんです。