それって、あるある!
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2012年03月09日(金) 01:15 投稿者:吉冨道夫 |
前にfacebookでチラッと告知をした舞台の
前説を、今日してきました。
コントを交えた漫才形式でやったんですが、
けっこうウケがよかったんです(^^)
お客様にあんなに笑っていただけると、
演者冥利につきるってもんです。
それはさておき、
知ってる人ならいざ知らず、全く知らない
人から笑いを取るって、簡単なことじゃ
ありません。
かなり技量がいります。
三谷幸喜さんの名言で
『たまねぎは人を泣かせることができる。
でも、人を笑わせる食べ物はない』
ってのがあるんですけど、
笑いをさそうのはそれだけ大変だと
いう例えです。
前にお笑いをやっていた方に
『笑いネタをつくる3つのメカニズム』
というのを教えていただきました。
吉本興業さんでも教えていること
なんだそうです。
それは・・・
あるある
↓
ありそうありそう
↓
ないない
です。
『あるある』というのは、
普段の生活のなかで、
『そういうこと、そういう光景ってあるよね』
という意味での『あるある』です。
『ありそうありそう』というのは、
『ちょっと日常の光景とは違うけど、まぁ
そういうことってありそうだよね』
ということを指してます。
『ないない』というのは、
『そんなことって起こらないでしょ、
ありえないでしょ??』
ってことを指してます。
例をだすと、
昨日美容室に行ったんだよね(あるある)
↓
思いきり毛を剃ってくださいって言って、
ハサミとバリカンを出されたのよ(ありそうありそう)
↓
で、すっげ~いきおいで自分のスネ毛を
剃りだしたんだよね(ないない)
って感じです。
『ある』ところから『ない』ところまでの
落差があるから笑いが起きる、ちゅーことです。
これって要は、
いつもあると思っていたことが結末をみると
普段と違う、つまり、意外性が高いから、その
ギャップで思わず笑ってしまう、ってことだと
思うんです。
・普通とは違うことをする
・普通とは違うことを考える
・みんながみていないことをみる
・みんながやっていないことをする
・みんなと逆をことをあえてしてみる
・みんなが考えそうなことのあえて逆を考える
これはビジネスの世界で使われたりする
フレーズです。
先の笑いのメカニズムとアプローチ法が
ちょいと似ています。
『意外性を生む』という点において。
お笑いとビジネス・・・
一見すごく遠いようですけど、こうしてみると、
けっこう接点があるんじゃないかと思えます。
ビジネスにおけるヒントやタネって、
生活のなかにゴロゴロしてるんじゃ
ないかなぁ~
っていう気がなんとな~くしてきます。
どんなことからも、学びってあるもんです。